うつ病へと導かれる原因と様々な症状を把握するために

医師

うつ病の症状

悩む女性

うつ病の症状のうち、まずは精神面にあらわれる症状についてお知らせします。特に大きな問題として挙げられるのは、抑うつの状態と意欲が低下することです。抑うつの状態とは、気分が落ち込んだり、悲しい気分になることをあらわします。意欲の低下とは、生活するうえで必要な様々な行動をやっていく気分になれなかったり、また、本来自分が好きなことに対しても向き合う気分になれなくなることを指します。テレビを見たり本を読んだりしてもおもしろくなかったり、趣味をやる気になれなかったりするのです。それらの状況は、思考力の低下に繋がります。集中力が低下してしまうことで仕事上のミスが増加したり、小さな決断もできなくなったりします。このように、精神面の症状については徐々に表面にあらわれるようになっています。
一方で、うつ病の症状のうち身体的なものについては調子の異常に対する認識は早まります。精神面の問題と異なり、身体に明確な異常が起こるためです。しかし、その症状の原因がうつ病であると判定することは非常に困難とされています。その症状の代表的なものに睡眠障害があります。例えば夜眠れなかったり、どれだけ寝ても寝た気になれなかったりといった症状が考えられます。その他の特徴として、食欲の低下が挙げられます。食欲がなかったり、実際に食べてもおいしく感じなかったりします。また、頭痛や便秘、胃の痛みや関節の痛みなど通常の風邪のような症状があらわれることもあります。
身体に起こる症状が原因で医師にかかる際には、多くの方が内科などの診療科で診察を受けることでしょう。しかし、うつ病が原因である場合、内科では原因が掴めない場合があります。内科での診察で原因が掴めない場合は、身体の不調に加えて精神的な不調がないか確認してみましょう。その症状はうつ病が原因かも知れません。そういった場合には、通常の内科よりも精神科や心療内科にて診察を受けた方が良いのです。
では、なぜうつ病が原因で精神的不調があらわれるのでしょう。それは、こころとからだのメカニズムが関係しています。例えば、何か心配ごとがあればお腹が痛んだり胸の鼓動が高まったりします。その例に代表されるように、こころとからだの繋がりというものが認められているのです。うつ病になると、こころとからだの繋がりにより思わぬ症状を引き起こしてしまうのです。
いずれにしても、そうした不調を感じた時には一人で悩まずに医師に相談した方が良いでしょう。その際には心療内科や精神科での受診を検討してみてはいかがでしょう。