うつ病へと導かれる原因と様々な症状を把握するために

医師

様々な種類と類似症状

女の人

つい頑張ってしまう方の足元に忍び寄り、こっそりと心身を蝕んでいくのがうつ病です。いつの間にか取り返しのつかないことになっていた、という状況を避けるために対策を立てたいところですが、そのためにはうつ病の細かい症状を知っておきましょう。うつ病と一言で言っても、その詳細は様々なものに分類されるのです。
まず取り上げるのは、仮面うつ病というものです。このうつ病は、様々な身体的症状がメインに発生するうつ病です。このうつ病の特徴は、うつ病のチェックでは判明しづらいほどにこころの症状が見つけづらいというものがあります。仮面うつ病は正式な病名ではないとされていますが、その病名は身体的症状がこころの症状を仮面で覆うように隠していることに由来しています。それだけ見つけ出すのが困難とも言えます。現在伝えられている症状の代表例としては、不眠、倦怠感、頭痛や胸の痛みが挙げられます。症状だけではうつ病であると判明しづらく、別の診断結果となってしまうこともあるのです。
次に取り上げるのは、産後うつ病です。出産女性のおよそ10パーセントが発症する可能性があると言われているほど、出産に絡んで発症する確率が高くなっている病気です。その理由は、出産にあたって発生するホルモンバランスの変化にあります。出産を行なうと、ホルモンのバランスが著しく狂ってしまうのです。症状を解消へ導くには、身体のホルモンバランスを正常な状態へと戻すことが重要です。これには周囲の方々の協力が必要と言えます。出産後は夜中に起きなければならなかったりといった生活スタイルの激変があり、そういった状況に対するサポートが必要なためです。
また、冬季うつ病という症状もあります。これは、日ごろ太陽の光を浴びないことが原因で発症するうつ病です。毎日を元気に過ごすための体内の働きに関わっている物質として、セロトニンというものがあります。これは陽の光を浴びることによって生成されるのです。冬になると陽の光がある時間帯が限られてくるため、そこからこの冬季うつ病へと発展する場合があるようです。また、運動不足によっても起こり得る症状でもあります。改善には、セロトニンを含むビタミンB3やマグネシウムを摂取したり、強い光を見る治療というものが用意されています。強い光を見る治療は「光療法」と呼ばれており、様々な心療内科クリニックで実施しています。興味のある方はお近くの診療内科クリニックへ問い合わせてみましょう。
また、うつ病に似ている病気というものが存在します。症状が類似しているものの、実はうつ病ではないというパターンです。これは自分で見分けることが難しく、医師の診察を受けることが推奨されます。診察により症状が明らかになる場合があるためです。一例としては、パニック障害やPTSD、甲状腺機能亢進症というものがあります。これらはうつ病から独立している病気だけでなく、中にはうつ病と併発する病気もあります。こういった症状の解消には、医師の診察を受けることが近道であると言えるでしょう。